Flaskを使ってみる

HTTPクライアントの実装

FlaskはWEBサーバーを構築するためのFrameworkですが、requestライブラリを組み込むことでHTTPクライアントとしても動きます。
HTTPクライアントとして動けば、他のサーバーにデータを要求し、その結果を表示することができます。
こちらに全国の天気予報がJSONフォーマットとして公開されていましたが、残念ながら2020年7月31日でサービスを終了してしまいました。

そこで、こちらのページからWEBデータを取り出して表示します。
事前にrequestsライブラリをインストールしておきます。

$ python3 -m pip install requests

pythonコードは以下の通りです。
requests.get(url)でurlからHTMLを読み込んで、そのまま表示しています。
FlaskにもPOSTデータを読み込むためのrequestオブジェクトが有りますが、
これはフォームからのデータを受け取るためのオブジェクトで、クライアントの機能は有りません。
requestsオブジェクトとrequestオブジェクトなので、とても紛らわしいです。
このコードを実行すると、こちらと全く同じページが表示されるので、アンカーでジャンプしているように見えますが、
Flaskサーバーが別のサーバーからデータを取り込んで表示しています。

# -*- coding: utf-8 -*-

              from flask import Flask, render_template, redirect

              

              # third-party HTTP client library

              # sudo pip install requests

              import requests

              import json

              app = Flask(__name__)

              

              @app.route("/")

              def index():

                  url =
              "https://tenki.jp/forecast/5/26/5110/23104/10days.html"

                  Uresponse = requests.get(url)

                  print("Uresponse={}".format(Uresponse))

                  return Uresponse.text

              

              if __name__ == "__main__":

                 
              print("app.url_map={}".format(app.url_map))

                  app.run(host='0.0.0.0', port=8000,
              debug=True)

requestライブラリは、HTTPクライアント機能を提供するライブラリなので、GETだけでなく、POST/PUT/DELETEなども発行することができます。
Flaskで作ったHTTPサーバーがRESTクライアントにもなるので、サーバー間の双方向通信ができるようになります。
POSTやPUTのやりかたはこちらに詳しく記載されています。

feedparserライブラリを組み込むと、RSSで公開されているXMLデータを簡単に扱うことができます。
以下はYAHOO天気・災害のRSSフィードで公開されていた全国の週間天気予報を表示したものです。
残念ながら、このサイトも終了してしまいました。

事前にpipを使ってfeedparserライブラリを組み込んでおきます。

$ python3 -m pip install feedparser

pytonコードは以下の通りです。
feedparser.parse(url)でurlからXMLデータを解析してリストに追加します。

#!/usr/bin/env python

              # -*- coding: utf-8 -*-

              from flask import Flask, render_template, redirect

              

              import feedparser

              

              # python3 -m pip install feedparser

              app = Flask(__name__)

              

              @app.route("/")

              def index():

                  url =
              "https://rss-weather.yahoo.co.jp/rss/days/5110.xml"

                  #dictionary = feedparser.parse(url)

                 
              #print("dictionary={}".format(dictionary))

                  itemsList = []

                  for entry in
              feedparser.parse(url).entries:

                     
              print(entry.title)

                     
              itemsList.append(entry.title)

              

                  return
              render_template('weather-yahoo.html', itemsList=itemsList)

              

              if __name__ == "__main__":

                  print("Reloding...")

                 
              print("app.url_map={}".format(app.url_map))

                  app.run(host='0.0.0.0', port=8080,
              debug=True)

template(weathery-yahoo.html)は以下の通り簡単なもので、リストに格納されている内容を表示しているだけです。

<!DOCTYPE html>

                  <head>

                     
              <title>今日のお天気</title>

                      <link
              type="text/css" rel="stylesheet" href="{{
              url_for('static', filename='style.css') }}"/>

                  </head>

              

                  <body>

                      {% for item in
              itemsList %}

                         
















              {{ item }}

                         
















              <br>

                      {% endfor %}

                  </body>

              </html>

続く．．．